現在、コロナウィルスの影響で海外への留学等は難しくなっていますが、このような時にしっかりと留学への準備をしておくのも大切です。
ここでは留学に必要な英語・英会話の資格・試験を紹介しています。
もくじ
留学に必要な資格・試験
大学生や高校生で海外への短期留学や、アメリカやカナダの大学・大学院に留学・進学しようとする際には、留学先に英語力を示す必要があります。
特にTOEFLはスタンダードな検定ですが、ほかにも色々な資格があります。
留学先から求められる場合がほとんどですが、先に取っておいても問題ないので、現在の自分の英語力を見つめるために受ける方も多いようです。
ここでは留学に便利なさまざまな資格を資格内容、活用方法、実用度で比較してみました。
TOEFLテスト
資格内容
TOEFLは英語を母国語としない人の英語力をはかるために世界130か国で実施されている国際標準のテストです。日本では試験会場のコンピュータを利用して回答を行うTOEFL iBLが行われていて、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つを総合的に試験しています。結果は0~120点のスコアで示されます。
活用方法
アメリカやカナダを中心に英語圏の大学・大学院に留学を希望する場合に、TOEFLのスコア提出を求められます。
実用度
留学のほか、奨学金プログラムの選考や日本国内の入試でもTOEFLのスコアが活用されてきています。
実施・運営団体
SAT(Scholastic Assessment Test)
資格内容
SATは、アメリカの大学へ進学を希望する高校生を対象とした全州共通の試験のことで、リーディング・数学(math)・ライティングをはかる論理思考試験(SAT)とSAT Subject Tests(科目テスト)で行われます。
活用方法
本来はアメリカの高校生を対象としたテストですが、留学生に対してスコアの提出を求める大学があるので必要に応じて取得することになります。
実用度
留学時のスコア提出
実施・運営団体
ACT(American College Test)
資格内容
ACTは、アメリカの大学・短大へ進学を希望する高校生を対象とした学力テスト。英語(English)・数学(Mathematics)・読解力(Reading)・科学(Science)の4科目の多肢選択式で選択科目の論文試験もあります。
活用方法
アメリカでは短大だけでなく大学入学にも活用されています。最高レベルは36で、レベルの高い大学に留学する場合はレベル27以上が必要といわれています。
実用度
留学時にスコア提出が求められます
実施・運営団体
GRE(Graduate Record Ex-aminations)
資格内容
GREは大学院進学適正試験のことを指します。GeneralテストはAnalytical Writing (分析力、文章構成力)、Verbal(英語力)、Quantative(数学知識)の3分野で構成されています。アメリカの大学生向けの試験なので、日本人には難易度が高く感じられるケースが多いようです。
活用方法
人文・社会・高額など、アメリカのビジネス・法律・医学以外の学術系大学院に進学する場合にスコアが必要となります。
実用度
留学時にスコア提出が求められます
実施・運営団体
LSAT(Law School Admission Test)
資格内容
LSATは、法律家にとって不可欠な読解力・分析力・文章力といった能力を判定する進学適正試験です。知識よりも論理的な思考能力を試すことに比重を置いています。試験は、論理的推論(Logical Reasoning)、分析的推論(Analytical Reasoning)などのセクションがあります。
活用方法
アメリカのロースクールを目指す人が受験します。
実用度
留学時にスコア提出が求められます
実施・運営団体
GMAT(Graduate Management Admission Test)
資格内容
GMATはMBA取得のために英語圏のビジネススクールへの進学を希望する方を対象にした進学適正テストです。スコアは、アメリカに限らず、カナダ・イギリスなどでも利用されています。ライティング・数学能力テスト・言語能力テストの3セクションで構成されています。
活用方法
ライティングを除いた成績は200~800のスコアで示されます。トップクラスのビジネススクールを狙のであれば650~700程度のスコアが必要になります。
実用度
世界のビジネススクール薬1800校のうち、約1000校が入学希望者にGMATのスコアを要求しています。
実施・運営団体
IELTS(International English Language Testing System)
資格内容
IELTSは、主にイギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダへの留学希望者を対象に135ヵ国以上で行われています。
活用方法
特にイギリス、オーストラリアの大学では大半の大学からIELTSのスコア提出を要求されます。また、アメリカでも3000以上の大学・カレッジがIELTSのスコアをm止めています。大学学部レベルの留学希望であればBAND6.0以上は必要になります。
実用度
留学時にスコア提出が求められます
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